水と身体の関係
私たち人間は、生きるにあたってさまざまな生命維持活動と呼ばれる行動を、無意識、あるいは意識的に行っています。
たとえば、心臓の鼓動や血液の循環、胃や腸の消化活動、体温調節、老廃物の排出など、どれひとつ取っても生命維持に欠かせない働きであることがわかります。
これら生命維持活動に深く関与しているのが水であり、人体の6割(乳幼児は8割)を占めています。
そのため、脱水症状などを起こすと、あらゆるところで生命維持活動が滞り、ひどい時には命に関わる危険性もあります。
水分は何もしなくても自然と失われていくものなので、必要な量を毎日摂取するのが重要となります。
1日に失われていく水分

1日の生活において失われる水には、尿や便、汗など、目に見えるものもありますが、呼吸や皮膚からの蒸発など、自分ではそれと認識できないうちに失われている分もあります。
前者については、尿量は1000~1500ml/日、便に含まれる水分はおよそ100ml/日、汗は気温により若干変動しますが、平均して100ml/日と、それぞれ人体から排出されており、その合計数は1200~1700mlとなります。
これに、後者の呼吸や皮膚からの蒸発による喪失分700ml/日を加えると、1日で計1900~2400mlもの水分が自然に体内から失われていることになります。
毎日必要な水分を摂取する
生きているだけで自然に体内から失われる水分を補給するために、人は毎日何らかの方法で水分を摂取、補給しなければなりません。
水分の摂取方法は3つあり、1つは体内で生成される水分、2つ目は食事から摂る水分、3つ目は水として直に経口して摂取する水分となっています。
体内で生成される水分は約200ml/日、食事で摂取できる水分は、バランスよく3食食べていると見積もった場合、1000ml/日なので、そこから必要摂取量を差し引くと、残りの700~1200mlは水として飲んで摂取する必要があります。
とはいえ、現代人の乱れた食事バランスでは、1000ml摂取するのは難しいため、経口による水分摂取は、上記の摂取量より多めに摂る必要があるでしょう。
